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2012年1月の3件の記事

2012年1月13日 (金)

名前はかっこいいのにブサイクな魚

僕は生き物の名前にとても興味がある。

特に、その生き物の特徴を見事なまでに端的に言い当てた名前や、

逆に「どうしてそんな名前つけちゃったの?」と命名者に尋ねたくなるような不似合いな名前に惹かれる。

そんな相反するはずの2つのネーミングパターンを同時に、かつ高次元で実現させた(させられた)生き物がいる。

その名も、「スターゲイザー」

Stargazer8

(画像引用元:http://forum.kapalselam.org/

 

この魚である。

 

ブッサイク。

似合わない。

どう考えても似合わない。「星を見る者」なんてロマンチックでかっこいい名前。

お前絶対デーモンフィッシュとかシーデビルとかそんな感じの名前つけられるべきだっただろ…。

…と、思っていた。命名理由を知るまでは。

 

実はこの魚、上の画像からもわかるように普段は砂の中に潜って身を隠し、上向きについた眼だけを砂上に出して、頭上を通り過ぎる小魚などの餌を狙う習性をもつ。

どうやら命名者にはその姿がはるかな星をじっと見つめているように見えたため、この名を贈ったようだ。

なるほど、そうとわかると途端にふさわしい名に思えてくる。

この魚の形態と生態をシンプルにうまく表すことができている。

しかも「~フィッシュ」とか安直なものでなくちょっと詩的で遊び心が利いているのも良い。

 

もしも将来、僕に生き物に命名する機会があれば、ぜひともこんな風にいかした名前を付けてみたいものだ。

※追記
米国へ留学経験のある釣り船の船頭さんから、ご自身が釣り上げたスターゲイザーの写真をいただきました。

Img_0344
…上の写真のものとは種が異なるようですが、やっぱ不細工!!

※スターゲイザーの画像は「Star gazer fish」で検索すると面白いものがたくさん見られます。

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4ACAW_jaJP417JP417&q=star%20gazer%20fish&um=1&ie=UTF-8&tbm=isch&source=og&sa=N&tab=wi&ei=_mwPT9PoM66aiAfz-OEt&biw=983&bih=511&sei=BG0PT4n5EYSSiQex18wi

2012年1月10日 (火)

ヤバいアリ

数年前、ブラジルのパンタナール(大湿原)に行ったときに発見したアリ。

P1000266_2

ひとことで言うとヤバい。

まずデカい。

日本最大のアリであるクロオオアリよりも一回り以上大きい。なんかもう脚とか触覚とか、パーツのサイズや剛性感がアリのそれじゃない。

そんなのが木の枝にうじゃうじゃ群れているのだ。

そしてトゲ。

日本にもトゲアリという体にトゲの生えたアリがいるhttp://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4ACAW_jaJP417JP417&q=%E3%83%88%E3%82%B2%E3%82%A2%E3%83%AA&gs_upl=0l0l2l2735991lllllllllll0&um=1&ie=UTF-8&tbm=isch&source=og&sa=N&tab=wi&ei=FjIMT6vSL-eiiAeCs7DfBQ&biw=983&bih=511&sei=HjIMT-bUEqjGmQWJj42TBgが、そいつは小さくてかわいいやつである。

こいつはその巨体にも、頭にも鋭利なトゲを備えている。かなり凶悪なルックスである。

さらには硬い。

恐る恐るつまんでみると甲虫のようにカッチカチだったのだ。重量感すら感じるほどだった。

アリのくせに力を加減せず乱暴に触っても全然つぶれたりしない。むしろトゲが痛いので優しくつままざるを得ない。

しかもオシャレ。

ものすごくきれいなマットブラック。昆虫にありがちな光沢やムダ毛が一切無い。まるで人工の素材でできているようだった。

数年前に京セラから発売された、「MEDIA SKIN」という手触りの良い小洒落た携帯電話にちょうどそっくりな質感である。(通じる人がかなり限られる例えだが…)

南米と言うとワニやピラニアやジャガー、昆虫で言えばヘラクレスオオカブトといったいわゆる「大物」の生き物たちにスポットが当たりがちだが、スケールをちょっと小さくすれば、まだまだすごい生き物たちはいるのだ。恐るべし南米。

いや、案外南米に限ったことではないかもしれない。きっと日本にも、家の近所にも、小さな水たまりにも、その辺の植え込みの土の中にも、度肝を抜くような生き物がいるに違いない。

僕らが気付いていないだけで。

2012年1月 9日 (月)

本ブログについて

はじめまして。

私はミカヅキモからクジラまで幅広く、節操無く生き物を愛する男、平坂寛と申します。

本ブログでは様々な生き物との出会いを中心に、自然についてあれやこれやと書き連ねていく所存です。

生き物が好きな人はもちろんですが、興味がない人にも読んでもらえたらと思っています。

初めてのブログなので色々と至らない点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

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