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2013年7月 9日 (火)

クララァーーー!!

大分へ野生化したグッピーを探しに行ってきました。
そういえば野良グッピーは沖縄にもいます。あそこは外来魚の楽園なのであたりまえかもしれません。

というわけで、今日は今年の2月に挑んだある沖縄の外来魚について。
その魚は空気呼吸ができるヒレナマズの一種、通称「クララ」

沖縄にはそれぞれ食用・観賞用として入ってきた2種のヒレナマズ類が定着してきた歴史があります。
そのうち、食用目的で導入された方はすでに県内から絶滅したのではと言われていますが、
鑑賞用の方はまだしぶとく生き残っています。

今思うと、沖縄在住時に捕獲のチャンスはいくらでもあったのですが、いつでもできることほど人間はないがしろにするもの。実践することなく沖縄を離れてしまったので、あえてこのタイミングで挑戦。

フィールドは沖縄のある野池。網を打つわけにもいかないので、地道に釣りで挑むことに。
エサは伝家の宝刀サンマの切り身。
仕掛けを投げ込むとさっそく反応が。

P1080552

上がってきたのはティラピア。
これも外来種ですが、今や沖縄の淡水域で一番よくみられる魚です。
残念ながら今日のターゲットではない。

仕掛けを投げなおすとまた反応。

P1080522

お次もまたまた外来種。
プレコことマダラロリカリア。
水底の有機物や藻類をなめ取るように食べる…はずなんだけどサンマも食うんだね。
サンマは海でも川でも陸上でも、いろんな生き物によく効きます。
やっぱりあの臭いがいいのかな。

気を取り直して釣り続行。次はちょっといい引き。もしかして大物クララかな?


P1080532

コイ…。
しかも立て続けに3尾も…。

コイって魚の切り身でも釣れるんだ…。

実はこのコイももともと沖縄にはいなかった魚。本土から持ち込まれた魚で、つまりここでは外来種。
今日まだ外来種しか釣れてない…。本命も外来種だけど。
といっても、沖縄の野池に住む在来魚なんてすごく限られるんですが。

その後魚の反応がなくなってきたので竿を岩場に固定して食事へ。
ゆっくり休憩をとり、「何か掛かってないかなー。」と釣り場へ戻り仕掛けを回収すると…。


P1080533

あっ…。



クララだ。
クララだけど。

骨と頭だけじゃん…。
ショック。


P1080538

釣り鈎にかかったまま、何者かに肉をかじられてしまった模様。
カンディルでもいるのか!?この池には。

呆然としつつ背景を考察する。
生きたままかじられた?いや、そんなことをする魚種はこの池にはいないはず。

では死んでからかじられた?
釣り鈎にかかってる魚が水中で死ぬだろうか?
魚のくせに溺れたってこと?ないない。

……あ、いや。クララなら死ぬかも。

先ほども触れたように、クララは鰓呼吸だけでなく空気呼吸ができる。
こういう魚はほかの魚が酸欠で生きられないような溶存酸素が少ない環境でも生息できるという強みがある。

しかし、その便利な空気呼吸能力を獲得したおかげで、そういう魚の多くは鰓呼吸がちょっと苦手だったりする。
空気呼吸を併用しないと、鰓だけでは十分に呼吸ができないのだ。

おそらくクララもそのタイプだったのだろう。

水底でサンマを食べて釣り鈎に掛る→自由を奪われ、水面へ空気呼吸しに行けない→溺れて死ぬ→死後、ティラピア等についばまれ骨だけに→僕が悔しい思いをする

という流れだったと推察できる。


目標の生態に関する認識の甘さが仇になった。
最近こんなんばっかだ。

その後、再びクララが顔を見せることはなく撤収。

9月にまた沖縄入りする予定なので、その時にまたリベンジを。

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コメント

クララって日本にもいるんですね!びっくりですcoldsweats02

あ、はじめまして。
デイリーポータルZで毎回凄い記事を書く人だなーと気になっていて、今日初めてブログを覗かせてもらいました。
予想通りこちらも面白いです!

私は虫や魚が好きなので、平坂さんの記事は最高に楽しめます!(ブログもDPZも!)
これからも凄い生き物を紹介し続けてくださいね。応援してます!happy01

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