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2013年9月 2日 (月)

深海ウオノエ (ホラアナゴノエ)

いつだったかのオオゲジ記事に続いて、今回も気持ち悪い写真が多いです!
脚がいっぱいある系や寄生虫系が苦手な方は読まれない方がいいかも…。




6月、東京湾口に深海魚を釣りに行った際、口の中で寄生虫を養っている魚が釣れました。

深海性のアナゴであるホラアナゴの仲間なんですが…

Imgp0400

でっかい虫が口からのぞいてます。
いわゆる「ウオノエ」とか「タイノエ」と呼ばれる魚にとりつく寄生虫なんですが、むちゃくちゃデカい!

これは面白いと魚類を研究する知人に送るため魚ごとクーラーボックスで保存しておきました。

ところが上の写真をTwitterにアップしたところ、ある大学でウオノエを専門に研究している研究者さんから「サンプルとして提供してくれ」という依頼が。
それは願ったり叶ったり。友人の方は専門家でも何でもないので即却下。

冷凍便でお送りするため、梱包しようとクーラーからアナゴを取り出すと…

Imgp0425

ホラアナゴの鰓孔からダイナミックに脱走を謀っていました。
(口を閉じた状態で保管していたのでこんな結果になったみたい)

〈※訂正〉出てきた位置を見て「喉を食い破ってる!」と戦慄したのですが、それは僕の勘違いでした。
研究者の方曰く、このホラアナゴ類は普通の魚と違って鰓孔が下向きに開いているのだとか。
そのため、鰓から脱出するという妥当な選択にも関わらず、余計に奇怪な画となってしまったようです。


ちなみにこの時点で捕獲後およそ50時間が経過していて、アナゴはもちろん絶命しています。
、この巨大ウオノエはまだまだ元気に生きていました…!

こんなにタフな生き物だったとは…。


Imgp0428

しかしこのウオノエ、デカい…。

ここまでのサイズは初めて見ました。
ピラルクの舌には草履みたいなウオノエが付くという話も聞きますし、
実はこの程度の大きさはたいしたことなかったりするのかも。


Imgp0432
子持ちっぽい気も?

Imgp0435
顔立ち、というか目つきが同じ等脚類のグソクムシっぽくて男前。

ちなみに送り先の研究者の方に種類を同定していただいたところ、
「ホラアナゴノエという種であろうとのことでした。
(本記事では当初、「ホラアナゴノエの一種」と表記していましたが、それは誤りでした。申し訳ありません。)

こういう一見ニッチな研究を地道に続け、知見を収集できる方がいるからこそ、僕らは本やネットで気軽に生物の情報を知ることができるのですよね。
ひたすら感謝感謝です!

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