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2014年8月の2件の記事

2014年8月26日 (火)

カミツキベイビー

先日、某テレビ番組(放送済み)のお手伝いで印旛沼水系へ行ってきました。

野生化したカミツキガメの実態を…という内容だったのですが、ロケ中にこんな予想外な出会いが。

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カミツキガメの赤ちゃんです。
発見したのは田んぼ脇の水路…というか幅20センチほどの側溝。


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かわいいわー。

どうも生後一年ほどの個体のよう。
わかりきっていたことなんですが、いざこうして幼体を見ると繁殖・定着の事実を実感してしまいますね…。

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特長的な狭い腹甲

仔カミツキガメは捕まえても噛みついたりせず、手足を甲羅に引っ込めたりもせず、
ただひたすらじっとしていました。
(はじめのうち、ディレクターさんは死体だと思っていたそうです)

甲羅はささくれたような突起に覆われ、まるで枯れ葉のよう。
親ガメとはまったく性質が異なりますが、小さな頃はひたすら身を隠すことが彼らにとって最良の防衛手段なのでしょう。

ちなみにこの後、地元の少年が水溜りで三頭の仔ガメを発見しました。
考えさせられてしまいますね。

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少年が見つけてくれた一回り大きな仔亀。2~3歳くらいか?

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このサイズでもまだまだおとなしい。いったいどの成長段階から(防衛時に)攻撃的になるんでしょうか?

まあでも、このかわいさを目の当たりにすると、過去に「衝動飼い」してしまった人たちの気持ちもわからなくはなくはないような…。

絶対そんなことしちゃだめですけどね。

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もちろん、立派な成体もおりました…。

2014年8月12日 (火)

漫画「お茶にごす」より『代わりにオマエが虫カゴに入れていたコガネ虫』 ~これ何? 質問と回答 その6~

数か月前から募集している「名前のわからない生き物」ですが、
写真の他にイラストやスケッチも受け付けております。

おかげでちょくちょく再現イラストも届くようになったのですが、想定外の応募が。

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なんと漫画の一コマ!
漫画に登場したこの昆虫の正体が気になるから同定しろとのこと。
変化球っすね。

出典は小学館より刊行されている西森博之さんの「お茶にごす」第一巻だそうです。


どういう状況でこのコマに至るのか、ここからどう発展するのかまったく見当が付きませんが、虫の正体はおおよそわかります。

胸から鞘翅の模様がかなり特徴的なこの虫はおそらくマダラコガネではないでしょうか。
吹き出し内のセリフにも「コガネ虫」とありますね。
(やたらにフンをするかどうかは存じません)
草むらや庭に出現する普通種で、灯火にも頻繁に飛来します。

さらに十数日遅れて、別の依頼者から写真での投稿も。

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これは紛れもなくマダラコガネ。
斑紋の形状や濃淡にある程度個体差があるのですが、模様のパターンはだいたい例の漫画の個体と一致していることが分かると思います。
特に前胸背板にある二つの大きな斑とか…。
(ちなみに最近、こんな感じで同じ生き物が同時多発的に投稿される例がけっこう出てきてます。おもしろいもんです。)

イレギュラーな投稿でしたが、回答する立場としてはなかなか面白かったです。
そしてどういう経緯でマダラコガネが登場したのか、そもそもどういう漫画なのか気になって仕方がないので、近いうちに読んでみようと思います。お茶にごす。

そういえば西森博之さんといえば、庭の池に沸いた蚊を退治するためにアジアウキガエルを放ったら翌日には全て脱走していたというエピソードもありますね。

きっと生き物がお好きなんでしょうなあ。

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