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2014年12月の2件の記事

2014年12月22日 (月)

ヒョウモンダコ(属のオオマルモンダコ)!

二晩ほど沖縄へ行ってきました。


自由になる時間は少ないながらも、友人らの計らいによって大潮ド干潮、真夜中のイノー歩きへ。

オオイカリナマコやオニヒトデなんかを撮影していると、何やら見慣れない小動物が。

小さくて、白地に青い斑点。これって…。

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なんと憧れのヒョウモンダコ!
正確にはヒョウモンダコ属のオオマルモンダコという種類。

いるもんだなあ!
沖縄の海なんて数えきれない程出向いているけど、遭遇したのはこれが初めてです。

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厚手のグローブを二重にしてハンドリング。
※ヒョウモンダコは有毒で、咬みつかれると非常に危険です。絶対真似しないでください

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ヒョウモンダコはご覧のとおり、大変綺麗なタコですが、それは危険性の裏返し。

唾液にフグ毒として有名なテトロドトキシンが含まれており、咬みつかれると死に至ることもあるとか。

もちろん、誤って唾液腺を食べてしまっても中毒を引き起こします。
むやみに触れたり食べたりしないようにしましょう。
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ちなみに今回、よく洗った腕だけを煮つけにして試食してみましたが、味はごくごく普通の小ダコでした。
それ以上でもそれ以下でもないですね…。

特に美味しいとか変わった味がするといったことはありません。
ただの食べごたえが無いタコです。
リスクを冒してまで食べるようなものではないでしょう。

煮つけ食べたけりゃイイダコを買いましょう!
沖縄ならシガヤー(ウデナガカクレダコ)を!

2014年12月 4日 (木)

ヤマノカミ様

有明海へヤマノカミという魚を探しにいってきました。

わざわざこんなに寒い時期を選んだのは、成熟しきって婚姻色の濃く乗った大型個体を観たかったから。

国内では唯一、有明海とその流入河川にのみ暮らすカジカの仲間です。
同時に、日本産カジカ科魚類としては最も南方に分布する種でもあります。

なぜか最近、身の周りでヤマノカミ探しがプチブームになっており、
仲間内でもすでに生息河川が割れていました。

が、そこは有明海からそう遠くない地域に住む身としては、どうにか自力で生息河川を開拓したい。
…と思ってしまい、二日間かけての探索行を敢行することに。

そしてようやく発見したのがこちらの魚。

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鰓蓋が鮮やかなオレンジ色に染まったヤマノカミ。

捕まえた時は「よっしゃあ…!」と声が漏れてしまいました。
たぶん、相当鼻息が荒かったので、通行人に見られたら通報されていたかもしれません。
深夜でよかった…。

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頭部には刺々しい突起が並び、鰓を広げて威嚇する様は「鬼」を彷彿とさせます。

「山の神」という、一見すると仰々しいような名前にもまったく恥じないでしょう。


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いろいろなアングルから写真を撮った後は、そっとリリース。
絶滅危惧種ですし、食べる気にもなりません。

あまりに綺麗なので、そばに置いておきたい気持ちも少し芽生えましたが、
この魚は冬季に産卵するタイプの一年魚なので間もなく死んでしまいます。
それでは虚しいばかりで飼育する気にもなりません。


僕はずっと南方で生まれ育ったのでカジカ類にはほとんど縁が無く、これまで捕まえたことがありませんでした。

人生初カジカが地元九州のヤマノカミになってよかったです!

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