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2014年12月 4日 (木)

ヤマノカミ様

有明海へヤマノカミという魚を探しにいってきました。

わざわざこんなに寒い時期を選んだのは、成熟しきって婚姻色の濃く乗った大型個体を観たかったから。

国内では唯一、有明海とその流入河川にのみ暮らすカジカの仲間です。
同時に、日本産カジカ科魚類としては最も南方に分布する種でもあります。

なぜか最近、身の周りでヤマノカミ探しがプチブームになっており、
仲間内でもすでに生息河川が割れていました。

が、そこは有明海からそう遠くない地域に住む身としては、どうにか自力で生息河川を開拓したい。
…と思ってしまい、二日間かけての探索行を敢行することに。

そしてようやく発見したのがこちらの魚。

Img_1985

鰓蓋が鮮やかなオレンジ色に染まったヤマノカミ。

捕まえた時は「よっしゃあ…!」と声が漏れてしまいました。
たぶん、相当鼻息が荒かったので、通行人に見られたら通報されていたかもしれません。
深夜でよかった…。

Img_1966

頭部には刺々しい突起が並び、鰓を広げて威嚇する様は「鬼」を彷彿とさせます。

「山の神」という、一見すると仰々しいような名前にもまったく恥じないでしょう。


Img_2030

いろいろなアングルから写真を撮った後は、そっとリリース。
絶滅危惧種ですし、食べる気にもなりません。

あまりに綺麗なので、そばに置いておきたい気持ちも少し芽生えましたが、
この魚は冬季に産卵するタイプの一年魚なので間もなく死んでしまいます。
それでは虚しいばかりで飼育する気にもなりません。


僕はずっと南方で生まれ育ったのでカジカ類にはほとんど縁が無く、これまで捕まえたことがありませんでした。

人生初カジカが地元九州のヤマノカミになってよかったです!

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コメント

初めてコメントします!
ヒョウモンダコ(オオマルモンダコ)の記事面白かったです
前振りでハラハラさせながらも、安全確実に調理するあたりは
プロだなあと感心しました

私は日淡ファンなのでこのヤマノカミについてもいずれDPZで取り上げてくださるととても嬉しいです

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